旧人練成

これを通過するとまあ一人前というトレーニング合宿である。大変つらいという噂が先行して高まる緊張感の中を出発した。高見山、鎧、兜というともかく上り下りの激しいところを重い荷を担いで越えていく。キャンプサイトではわざわざ前日から濡らした薪を使うという念の入れようであったが一晩漬けたぐらいではたいしたことはなく簡単に火が点いた。どうやって歩きとおしたのかよく覚えていないが列がバラバラになり付き添う先輩(Kさん)と二人になるとなにかしみじみと話しかけられて感激した。
旧錬の後の泥のついた汚れたユニフォームで往きとは違う充実感とともに帰った。が足の爪は浮いてしまった。

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