事故

一年の夏合宿中の事故で桑原さんを失った。袖沢に入ったものの難しかった為撤退し、奥只見湖を船で渡っている途中で船べりから転落した。しばらく泳いでいる姿が見えていたのだが救いの船が行く前に水没し助けることが出来なかった。いまでもその情景が浮かぶ。残念の極みである。場所は銀山湖の虚空蔵岩の下あたりである。遺体は冬の渇水期に発見された。
桑原さんは四国今治の人であった。駅から近いところに菩提寺があり、石鎚山に行った際にお参りした。そのときお寺で抹茶をご馳走になった。
40数年後銀山平を訪れた際、清四郎小屋の主人に会ったがその頃消防団に入ったばかりで、遺体の捜索に当たったと話しておられた。

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